【着物を着よう!】和服の良さについてまとめました

今回は、「和服の良さ」というテーマで書いていきます。

着物・和服を普段着ている人って、普段あんまり見かけないですよね。
今の時代、ほとんどの人が洋服を着ています。
でもそれって、ちょっと不思議なことだと思いませんか?

私たちは日本人であるはずなのに、日本で長年身につけられていた歴史ある「和服」ではなく、ほとんどの人が海外から来た「洋服」を着ている。
確かに和服を着るのは面倒な感じがするし、洋服の方が機能面は優れているかもしれません。
しかし、和服だって良いところは沢山あるし、なんといってもかっこいい!! 

というわけで、今回は「和服」が盛り上がるために、「和服の良さ」についてまとめていきます。

「着物・和服」ならではの良さ

「着物・和服」って着づらそうだし、不便そう。
そんなイメージってありますよね?
それは私も少なからず思っています。

しかし、実は「着物・和服」ならではの良さというものもあるんです!

今回はその良さをまとめました。

①衣服が肌に密着しない

着物を着ている人・ハマった人のほとんどが、このことを実感しているのではないでしょうか?
「洋服」は、体の形に合わせて作られているので、ほとんどの部分が肌に密着しています。
それに対して「着物・和服」は直線的に作られているので、肌への密着が圧倒的に少ないのです。

そのため、ストレスなく過ごせるという方が多いようです。
その気持ちよさを知ると抜け出せない、という話も聞きます。
「人間の自然な状態に近いから」なのかもしれません。

②工夫次第で、温かく・涼しい

着物は肌への密着が少ないなら、寒いのではないか? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際は何枚も重ね着するので、それほど寒くはありません。
それに外套(がいとう)や着物専用のコートもありますし、外見を損ねない温かいインナーを着るのもいいのです。

外套やコートでオシャレするのも楽しみの一つですね!
逆に着物は重ね着するので、暑いという印象も持たれがちのようです。
確かに半袖やノースリーブがある洋服と違って着物は全身が覆われているので暑そうと感じるかもしれませんが、夏用の着物は通気性に優れているので、見た目ほど暑くはありません。

素材によって通気性・放熱性に優れたものもあり、夏であれば「絽(ろ)」「麻(あさ)」「紗(しゃ)」などの素材が好まれます。
和服の中には、「浴衣(ゆかた)」もありますし、「じんべい」や「作務衣(さむえ)」なども和服の一種です。

③所作(しょさ)が身につく

着物を着ていると動きづらい、と思われるのは一つには帯で結ばれているからでしょう。
特に女性用の着物は窮屈でくつろぎにくく、「家でゴロゴロ」なんてことはできないかもしれません。
それにくつろぎ方によっては、はだけてしまいますし、下品な感じがしますよね。

でも、それを裏返せば、帯で結ばれているだけ姿勢が正しくなりますし、だらしがない印象を避けることで所作が身につきます。
姿勢が正しくなって所作が身につけば、自然と上品な印象を持たれるでしょう。
確かに現代で24時間365日着物姿では辛くなるかもしれませんが、少しずつでも着物を着ていけば、身につくこともたくさん出てくるのではないでしょうか。

④コーディネイトが楽

洋服と違って和服は形の種類が多くないため、コーディネイトが楽であると言えます。
もちろん素材の種類はありますが季節によってある程度決まっているため、あとは色や柄などから選ぶだけです。
また、洋品(例えば帽子やブーツなど)と組み合わせて、一風変わったコーディネイトを楽しむこともできます。

⑤人目を引くことができる

なんと言っても、着物は目立ちます。
今の時代、着物を着ているだけで個性を示すことができるとも言えます。
自己表現の一つとして使ってみては?

洋服の方が優れている点

それでは逆に、「洋服」の方が優れている点を挙げていきます。
もちろん、洋服のほうが優れている点も沢山あります。

①動きやすい

和服が着られなくなった一番の理由はこれでしょう。
着物は、運動したり自転車に乗ったりは向きません。
袖は幅があるので邪魔になるし、足ははだけてしまうので。 反対に洋服は、激しい動きにも耐えられますよね。

②着やすい・脱ぎやすい

2番目に和服離れが起きた理由はこちらではないでしょうか。
帯結びは慣れればやりやすくなるとは言え、やはり洋服の着やすさ・脱ぎやすさには敵わないでしょう。

③デザインが豊富

ある程度決まった形である和服に較べ、洋服はデザインの種類が豊富です。
上着・ズボン・スカート・靴…。
様々な種類から選んで組み合わせることができます。

④防寒対策がしやすい

着物は首元や足が寒くなりやすく、防寒対策のためにはさすがに洋品を用いなければ厳しいでしょう。
それに対して洋服は基本的には全身覆うことができるので、防寒対策が楽です。

⑤目立たない

現代では着物・和服とは反対に、洋服を着ている人がほとんどです。
なので、奇異な目で見られないというメリットはもちろんあるでしょう。

いつから、ほとんどの人が洋服を着るようになった?

では、日本ではいつから洋服が着られるようになったのでしょうか?
日本人が洋服が着るようになり始めたのは、明治時代です。

しかし当時は洋服が高価であったため、始め着ていたのは裕福な人などごく一部で、そのあとの大正時代・昭和初期になっても一般の人々の多くが和服を着ていました。
なかでも女性は昭和初期でも和服を着る人が多く、ある調査では洋服の着用率は2割程度だったようです。

日本人のほとんどの人が洋服を着るようになったのは戦後です。
1945年の第二次世界大戦敗戦後、占領下での海外文化の浸透とその憧れとともに、急速に洋服が普及しました。
動きやすく、着脱衣のしやすい洋服は次第にほぼ全ての国民に着られるようになり、着物・和服は今日では特別な行事などにしか着られないようになりました。

昭和初期まで和服を着ている人が多かったなんて、洋服が一般的になったのはかなり最近ですよね。
それも不思議な感じがします。

今こそ、「着物・和服」を!

私個人の話ですが、洋服にはあまり興味を持てません。
衣服に興味がないということももちろんありますが、「和服」には興味が持てるのです。

私はみたいな方は、他にも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

そういう方は、普段身につけるものに和服を選択肢に入れないなんて、勿体無いですよね。

ファッションとしての幅も、かなり広がると思います。
それに、日本人は和服も着物もとても似合うし、もっともっと普段から着ている人が多くて良いと思います。
当たり前のように洋服しか着ていない世の中に違和感を感じます。

そんなわけで、これからはもっと和服が着られる世の中になって欲しいし、私も推進していきたいです。

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